2025.05.28
決算申告

1期目の決算申告における税理士活用のメリットとは?

会社設立後、最初に訪れる大きな関門が「1期目の決算申告」です。初めての決算は、経営者にとって多くの不安や課題を伴います。特に税務に不慣れな場合、申告ミスや対応漏れが将来的なリスクにつながる可能性もあるため、専門家である税理士のサポートを受けることは非常に重要です。

決算申告とは?
決算申告とは、1年間の会社の収益と費用を整理・集計し、法人税・消費税などの税額を計算して税務署へ報告する手続きです。法人の場合、事業年度が終了した日から2ヶ月以内に確定申告を行う必要があります。この手続きは正確性が求められるだけでなく、会計・税法の知識が不可欠です。

1期目ならではの注意点
創業1期目は、開業費・創立費の計上や、売上が安定していない中での収支管理など、特有の会計処理が必要です。また、税務署や都道府県・市町村への提出書類も多岐にわたり、どのタイミングで何を提出すべきか把握しておくことは簡単ではありません。さらに、青色申告の承認申請など、事前準備を怠ると節税メリットを享受できなくなるリスクもあります。

税理士に依頼するメリット
1期目に税理士へ依頼する最大のメリットは、税務リスクの回避です。帳簿の正確な作成、必要書類の整備、税額の適切な算定などを専門家に任せることで、誤申告や納税漏れを防ぐことができます。また、節税対策の提案や、資金繰り計画の支援など、単なる申告業務にとどまらない付加価値も大きいです。

特に、創業融資を受けている場合には、税理士による信頼性の高い決算書が、金融機関への良いアピール材料となるでしょう。さらに、1期目から税理士と関係性を築いておくことで、2期目以降の経営判断にも有益な助言を得やすくなります。

まとめ
会社経営において、税務申告の正確さは信頼の礎です。1期目の決算申告は、経理・会計の体制づくりのスタートでもあり、このタイミングで税理士と連携することは、将来的な経営安定にもつながります。費用は発生しますが、それ以上の安心と効果を得られることが、税理士を活用する大きなメリットといえるでしょう。

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