- 2020.02.03
- 顧問税理士
顧問税理士とは?|仕事内容や契約するメリットを紹介
会社を経営していると必ず出てくる税金の悩み。
会社が小さかったり売り上げが少ないうちは、経理業務を経営者自身でやれますが、事業が伸びてくると経理業務に時間をかけるのがもったいない、本業に専念したいと思うようになるはずです。
そこで必要になってくるのが税理士との顧問契約 。
顧問契約とは、毎月もしくは年間で顧問料を支払うことで、税務の専門的な指導やアドバイスを受けるための契約のことです。
税理士と顧問契約を結ぶことで、
・税務代行
・税務書類の作成
・税務相談
などの業務を依頼することができます。
当記事では顧問税理士の仕事内容や、税理士と顧問契約を結ぶメリットについて紹介していきます。
顧問税理士の基本業務
そもそも顧問税理士とはどのような役割を果たしてくれるのでしょうか。
上記に述べた3点はもちろんのこと、それ以外にも日常的な経理業務についての指導や経営のサポートまで相談できる相談相手になってくれます。
メインの業務は上記の3点になりますので、それぞれ解説していきます。
税務代行
税務代行とは、納めなければいけない税金を本人の代理として納めることをいいます。
代表的な業務として挙げられるのが「確定申告」。
その他に、「決算申告」「青色申告の承認申請」なども行うことができます。
税務書類の作成
税務書類の作成も行ってくれるのが顧問税理士です。
確定申告書の作成や相続申告書の作成、そのほか税務署に提出する書類の作成も行ってくれます。
申告書の作成は、記入漏れや数字の桁間違い等のミスが許されませんので、自分たちで書類を作成するよりも税務のプロに任せることをおすすめします。
税務相談
顧問税理士への相談は好きな時に好きなだけ出来るわけではありません。
相談の回数は顧問契約時に決まっていることが多いです。
パターンとして、「1ヶ月に1度」「3ヶ月にに1度」「半年に1度」となっています。
たくさん相談したい場合は、その分月額の顧問料が上がるので注意が必要です。
顧問税理士にお願いできる業務
顧問税理士には基本業務以外にも節税対策や資金調達・融資の支援など様々な業務をお願いすることができます。
会計指導
経理・会計業務を自社で行いたいが、知識がなくどうしたらいいのかわからない場合は会計指導をお願いすることができます。
最近は会計ソフトを使うことが主流になってきているので、自社で使用している会計ソフトか税理士が勧める会計ソフトの使用方法や仕分け方法を教えてもらえます。
年末調整
年末に行う年末調整も税理士にお願いすることができます。
従業員から必要な書類を回収するだけで、税金の計算などは税理士に代行してもらえます。
給与計算
年末調整を税理士にお願いする場合は、給与計算も税理士にお願いしましょう。
税理士に給与計算してもらうことで、年末調整処理も一括してできるというメリットがあるからです。
資金調達・融資の支援
銀行などからの補助金・助成金に関しての支援や窓口の紹介を行ってくれる税理士事務所が存在します。
会社を経営していく上で大きな問題の1つとなる資金繰り。
顧問税理士がいれば、事業計画策定、各種助成金・補助金の紹介などのサポートを受けることができます。
相続・事業承継対策
地方の中小企業に多いのが、後継者不足。
後継者がいなくて会社を畳むしかないと考えてる経営者に向けて相続・事業承継のサポートも税理士に頼むことができます。
事業承継は会社によって違う計画を立てる必要があり、専門的な知識と多くの経験が必要になる分野です。
事業承継後の相続税申告だけでなく、事業承継前の相続が発生する前の相続税対策も税理士の重要な業務です。
相続税の負担が大きくなりすぎないように、生前贈与などを利用し相続税対策を施します。
顧問税理士と契約するメリット
顧問税理士がどのような存在なのかが分かっていただけたのではないでしょうか。
最後に税理士と顧問契約を結ぶメリットを3点紹介していきます。
本業に専念できる
顧問税理士と契約するメリットの1つ目は本業に専念できることです。
会社が軌道に乗ってくればくるほど、経理業務は複雑で時間のかかるものになってきます。
ただの作業に時間を取られてしまうことを考えると顧問税理士にこれらの経理業務を任せて本業に専念した方が良いです。
節税方法を教えてもらえる
メリットの2つ目は節税方法を教えてもらえることです。
正しく経理業務をこなしていても、有効な節税対策を行えているかどうかは別問題です。
会社を安定して成長させていくには、手元に資金を残し増やしていくことが大切。
法人税、消費税などたくさん払わなければいけない税金を工夫して抑えることが鍵となります。
税務調査時に安心
毎年税金をしっかりと納めていても、税務調査に任意で入ることがあります。もし税務調査に入られることになった場合は、担当の顧問税理士に連絡がいきます。
税務調査に入られることになった場合、事前の書類準備や税務調査当日の立ち合いなども顧問税理士に頼めるため、追加で税金を取られることも防ぐことができます。
まとめ
顧問税理士の仕事内容とメリットを紹介しました。
毎月顧問料を払う必要がありますが、それ以上の価値があることは分かっていただけたかと思います。
代官山税理士法人では税金でお悩みの方に向けて、記帳業務や申告書作成はもちろんのこと、貴社の成長を第一に考え、創業から大企業への成長を支援する唯一無二のパートナーとなることを目指します。